今後の不動産取引

不動産

ちょっとだけ政治的な話題。

台湾有事って言葉が意味するところを中学生か高校生くらいなら分かるぐらいに一般化してきました。

台湾が欲しくて欲しくてたまらない中国と、それを牽制するアメリカとその後ろに隠れながら一緒になって牽制している我が国日本という構図です。

世界的な半導体不足という背景もあって、中国習近平政権は2025年までに中国が世界半導体シェアの70%にすることを目標にしています。

で、台湾に本社を置く半導体の世界最大手企業TSMCが欲しいみたいです。

TSMCが属する浙江財閥は習近平の目の上のたんこぶである江沢民派なので、そういった意味でもこれを手中に収めたいのかもしれません。

いずれにしても、台湾は中国や習近平にとって喉から手が出るほど欲しい存在なので、台湾の友好国(日本政府は国と認めていませんが)であり隣国である日本も無関係ではいられません。

ってことで、当分の間は日本においても台湾有事が間近にあるものとして予断を許さない状況です。で、

いざ台湾有事になると株式市場が一時的に冷え込みますので、衝撃に備えた方が良くね?って話をしたかった次第。レバレッジかけてる方はご注意をw

ロシアのウクライナ侵攻の際、レバナス民(レバレッジナスダック)の阿鼻叫喚が散見されたのは記憶に新しいところです。


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おっと、話が逸れすぎました。

さて過去に記事にしましたが、賃貸仲介(客付)の現場はずいぶん様相が変わりましたね。

なかなか決まらない部屋はADで釣るしかない風潮がありましたが、それも厳しいって話を書いています。

簡単に復習すると、良質だけどなかなか決まらない物件はADが低いからなんですが、そんな物件がポータルサイトに掲載されているせいで客側から内覧をせがまれてしまいます。

高ADで決めたい営業マンはなんとか低AD物件を潰そうとしますが、どうしても物件の質は低ADの物件の方が優れている場合が多く、そうもいきません。※営業マンによってはそんなことは意に介さず潰せますが‥‥

ってことで、高ADだけでは厳しいのが今の賃貸における客付の現場の内情です。

そんな中、テレビでふと出てきたのがコレ。

内見ボーイズ??

なんかテレビのテロップでは「不動産屋で話題」とかいうフレーズでしたが、ツイッターのフォロワー数500人程度の我が弱小アカウントにて「教えてツイッター」してみましたが、知っている人からの反応はゼロでした。

こちらは大阪ですが、東京では有名なのでしょうか?寡聞にして知りません。

テレビがいつもやる手かもしれません。

「〇〇で話題!」って感じで火の無いところで煙を立てるようなアレです。まあ断定はしませんが‥‥。

ってか、この集団、内覧を1000件くらいしているらしいんですが、不動産屋からすれば迷惑でしかありません。

それで物件を宣伝してくれるならまだしも、宣伝してほしくない部分もあるし、弱小アカウントとかだったらそれこそ手間ばかり取られてばかりで、さながら素人の道楽に付き合って数字が上がらないという状況になります。

まあ良く知らないのでこの辺にしておきます。

どなたかご存じでしたら教えてくださいm(__)m後学のために。

何が言いたいかというと、もし影響力のあるアカウントがこれをしてくれているんだったら、宣伝として費用対効果があるかもしれませんね。

もちろん「PR」マークは付けなくてはなりませんが、新しい時代の宣伝手法と言えるかもしれませn。

続いてはこちら。売買の話。

住友不動産(以下すみふ)が2020年から始めたステップオークションですが、噂によれば三井のリハウスも同じようなのを始めるのではないかという話です。

尚、裏取りはまだできておりません。あくまで噂レベルの段階です。

すみふが始めたステップオークションについてですが、通常の流れであれば売却する物件は不動産会社に査定依頼を出して、納得のいく金額であれば媒介契約を結びます。

例えばそれが1億円だとすれば、交渉幅を持たせた1億1,000万円とかにして売り出す訳ですが、すみふの場合はそれをオークション形式にします。

すみふと言えば、あまりにも市場価格とかけ離れた査定価格で提示して、「おたくが一番高く評価してくれたから」なんて売主から言われながら物件を預かり、それを自社で抱え込んで時間をかけて価格を下げていき、売り抜くという手法が業界の間では有名でした。

これをすみふがオークション形式に変更するという形で発表し、業界大手では初の試みで注目を集めました。

実はこれが功を奏して、結構高値で売れているみたいなんです。

もちろん、売主からの評判は上々です。

おそらく、これが三井のリハウスにも伝播した可能性があります。

但し、副作用はもちろんあります。

これをやると多くの営業マンがいらなくなります。

すみふでは優秀な営業マンが次から次へと退職(転職)したようです。

しかし、会社の売上時代は上々で売主からの評判も良いとあれば、この副作用はあまり意識する必要は無かったのでしょう。

尚、すみふはこんなことも始めるようです。

住友不動産が9月から仮想空間「メタバース」で新築分譲マンションの販売を始めます。

中略

メタバースではネット空間のアバター(分身)や仮想の展示を通じ商品を売買できます。住友不動産は国内で手掛ける約80物件のうちまず20物件程度をメタバースでも販売し、注文住宅の販売も検討します。コロナ下で不動産販売での非対面ニーズは高まっています。ネット経由で物件情報を3次元映像として見せてオンラインでの契約に結びつけます。地方や海外在住者など遠距離の需要取り込みも狙います。

メタバースを活用することで、立体的な映像で物件を再現できます。窓ガラスの形状なども詳しく把握でき、実際に部屋にいるかのように内見できます。実物では1物件で数タイプの部屋の紹介にとどまりますが、メタバースでは全ての部屋を見られるようにします。未完成の物件も含めてよりリアルな内見を体験できるため、成約に結びつけやすくなるとみています。

これまでメタバースの活用はゲームや小売りが中心でしたが、不動産などの高額商品にも広がってきました。住友不動産は、将来は要望があれば大半の業務をメタバースで実施する可能性もあるといいます。カナダの調査会社はメタバース関連産業の市場規模が2028年に8289億5千万ドル(約110兆円)と、20年の20倍弱に拡大すると予測するなど、メタバースの活用が当たり前になる未来はそう遠くないかもしれません。

住友不動産、メタバースで住宅販売の狙いは? - 日本経済新聞
2022年8月1日の日本経済新聞朝刊1面に「住宅販売にメタバース」という記事がありました。住友不動産が9月から仮想空間「メタバース」で新築分譲マンションの販売を始めます。不動産大手では初の動きですが、どんな狙いがあるのでしょうか。ここが気になるメタバースではネット空間のアバター(分身)や仮想の展示を通じ商品を売買できま...

なんと新築分譲マンションを仮想空間であるメタバースにて販売をするとのこと。

立体的な映像でこれを再現するようです。

ますます営業マンの数を減らしにかかっています。

なんだかんだ言って企業経営で最もコストがかかるのが人件費ですから(特に不動産は)、これを減らせるもんなら減らしたいって気持ちは分かります。

我々不動産業界の人間もうかうかしていられませんね。

昔ながらの不動産売買の取引が全く無くなることはないでしょうが、おそらくこういった動きは大手を中心に加速してくるかと思います。

不動産屋さんとの付き合い方も変わっていくのでしょうか。

少し寂しい気もしますが、まあ時代の流れでなるようになるでしょうねぇ。


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