【地域レポートシリーズ③】北の大地 最大の都市札幌 2021.03.13追記

地域レポート

人口190万人を超える北の大地こと、北海道最大の都市札幌

北海道全域から人が集まり、その規模はどんどん拡大しています。

 

人気ブログランキングに参加しています。

建設・不動産業ランキング

 

札幌市の概要

・面積1121.26㎢

・人口1,973,271人(令和2年8月1日現在)

・地名の由来①アイヌ語の「サリ・ポロ・ペッ」(その葦原が・広大な・川)とする説/②「サッ・ポロ・ペッ」(乾いた・大きな・川)とする説

・歴史

江戸時代以前は蝦夷(えぞ)と呼ばれていました。明治2年(1869年)に現在の北海道と改称。明治8年(1875年)には屯田兵と呼ばれる制度で本土から人を派遣して鉄道の敷設や産業の構築を行いました。。屯田兵とは平時は農業、有事の際は兵士として機能していました。屯田兵の制度が1904年(明治37年)に廃止された後も札幌は北海道の中心地として発展を続け、1922年(大正11年)市制施行、1972年(昭和47年)には政令指定都市に移行しました。

 

少子高齢化により札幌市の人口は200万人を超えない説がありましたが、近年の大都市への人口集中の流れを見る限りこれを超えそうな勢いです。

 

JR札幌駅と周辺の街並み

JR札幌駅

 

札幌市の玄関口はJR札幌駅です。

最寄りの空港である新千歳空港からのアクセスは電車で37分、高速バスで60分程度です。

1日の乗降客数は約20万人で、当然ながら北海道で最も乗降客数が多い駅。

 

 

札幌駅の南側から大通公園まではオフィスビルやビジネスホテルなどが林立しており、平日は多くのビジネスマンが行きかっています。

札幌駅から大通公園までは徒歩10分程度ですが、計画的に造られた街らしく、車道・歩道ともに余裕を持って敷設されていて、ごちゃごちゃしておらずスッキリとした街並みなのが特徴です。

歓楽街は少し離れたすすきのに集中している為、夜は人通りが少なくなります。

 

さっぽろ時計台

 

有名な観光スポット、札幌の時計台です。

行ってがっかりしたスポットの上位に食い込むという調査が多いですが、夜はライトアップされたり、撮影場所が用意されていたりして、なかなか味わい深い建物です。

 

 

大通公園

 

両脇の歩道と片道3車線の車道に挟まれた細長い公園が大通公園です。

この大通は幅員105mもあり、東西1.5kmに及んでいます。

 

類似する大通は名古屋の久屋大通や広島の平和大通があり、いずれも都心部に位置し、戦後復興の際に区画整理され100m道路とも呼ばれています。

 

札幌の大通公園は歴史が古く、明治時代に造成されましたので、何故か100m道路と呼ばれません。フシギ。

大阪にも中央大通という非常に幅員の広い道路がありますが、こちらは公園ではなく高速道路と並行している為、上記3大通とは違い、解放感があまりありません。

また、名古屋の久屋大通とよく似ている点として、大通の公園の中にテレビ塔が建っていることです。

 

さっぽろテレビ塔

 

このさっぽろテレビ塔の竣工は1957年(昭和32年)。

東京タワーよりも1年前に竣工しました。

 

高さは147.2m。札幌に限らず、まだ超高層ビルというものがなかった当時は周囲を圧倒するスケールだったことでしょう。

 

当初は文字通りテレビ塔として機能しておりましたが、実は札幌市には都市部に近接し、標高が1023.1mもある手稲山という山があり、そこに送信所や中継所等が建てられるようになってからはほとんどその機能を果たさなくなってしまいました。

そんなさっぽろテレビですが、開業50周年を迎えた2007年に驚愕の”計画”が持ちあがりました。

なんと塔を建て替えて、新東京タワーを上回る高さ650mの複合用途建物とする、というものでした。

 

仮称新札幌タワー(計画は頓挫)

 

ところが、2009年に運営会社の着服事件が続発するなど資金調達がうまくいかず、計画は頓挫。

新たなランドマーク出現は幻となりました。

実現すれば国内外からの観光客が押し寄せる一大観光スポットとなったはずですが、悔やまれるところです。

 

繁華街・歓楽街すすきの

 

警察24時などで頻繁に取り上げられる為、全国的な地名度は抜群!?

そんなすすきのですが、オフィスビルはほとんど建っておらず、レジャービルが多数を占めます。

 

 

煌々と輝くネオンが夜の街の象徴ですね。

3,000~4,000軒とも言われる飲食店が軒を連ねており、東西約900mの狸小路商店街も多くの人通りがあります。

 

狸小路商店街

 

ショッピング施設、商店街、飲食店、娯楽店、風俗店など全てが集まる北海道随一の繁華街・歓楽街を形成しています。

近年は飲食店が減少傾向ですが、その他業種が増加傾向にあり、街が少しずつ変わっていっていますが、すすきのの存在感は強まる一方です。

 

すすきの付近を通る市電(路面電車)

 

地下鉄やバスも発達していますが、市内の移動は市電も便利です。

札幌の市電についてはLRT(次世代型路面電車システム)と旧式の路面電車が混在していて、昔ながらの昭和と平成・令和の新旧の雰囲気を織り交ぜた情緒あふれる光景が魅力です。

 

 

1974年松坂屋として開業、さらに2009年まで営業していたロビンソン百貨店は、ススキノラフィラと名称を変え賑わいを見せていました。

しかし、近年は老朽化が激しく2020年5月17日に惜しまれつつ閉店しました。

跡地には17階建てのホテル、シネコン、商業施設の3つの機能を備えた複合ビルとして再誕する予定です。

 

張り巡らされた地下街・地下通路

 

札幌の街で目を引くのは地上だけではありません。

地下街の規模はさすがに東京や大阪には及びませんが、地下通路の規模は目を見張るものがあります。

JR札幌駅北側からすすきのまでの約1.5kmがなんと地上に一度も出ることなく、地下の通路を歩いていけます。

 

 

地下通路と聞けば、狭い廊下のようなイメージを持たれるかもしれませんが、ご覧の通り非常に広いです。

地下街や地下広場などは、有事の際のシェルターや避難場所としての機能も備えてますので、危機管理の意味でも非常に有用です。

また、厳しい寒さの札幌の冬はこの地下通路によって避けることができますので、多くの方に活用されています。

 

札幌の不動産投資

 

北海道全体の人口は減少傾向です。

人口減少社会に突入した日本国内においては北海道に限らず、関東圏やごく一部地域を除いてほとんどがそのような状況ですが、大都市に人口が集中する傾向は続いています。

札幌市も道内からの人口流入が続いており、ここ50年で100万人近く増加しています。

 

 

札幌市の人口の増加はやや鈍化しつつありますが、世帯数の増加のペースはそれよりもやや速いです。

1995年を100とすると、2020年においては人口が113で、世帯数は136.8です。

 

全国的にも人口は停滞もしくは減少、世帯数は微増し続けているのを見ると、札幌は他の都市に比べてもまだまだ成長余力があると思われます。

特に世帯数が増えているのは単身世帯が多いので、単身用物件の需要は当分見込めそうです。

 

北海道新幹線

 

北海道新幹線の予定ルート(北海道HPより)

 

北海道新幹線は2016年(平成28年)3月26日に新青森~新函館北斗間(約149km)がすでに開業していて、新函館北斗~札幌間(約212km)の開業は2030年(令和12年)末の予定です。

 

これが繋がれば札幌まで空路だけでなく陸路でも本州と一本で繋がります。

 

これにより、東北地方との人の行き来がしやすくなり、ますます発展が促されます。

さらに、万が一飛行機が飛ばない事態になっても、例えば現在は札幌~東京間が8時間弱のところが、4時間程度に短縮されます。およそ半減ですね。

 

北海道新幹線の札幌駅ホームは在来線ホームではなく、少し東にずれた箇所に新設します。

住所で言えば、北5西1街区の北側です。

 

札幌駅新幹線ホーム位置図(JR北海道ホームページより)

 

当初計画から若干変更はありましたが、大きな違いはありません。

東京や大阪での同一駅での乗り換えに比べれば、それほど苦ではない距離感だと思われます。

 

北海道一高い超高層ビル計画その1

 

 

札幌エスタとJRタワーの東側にある広大な敷地(北5西1街区)と札幌エスタ(北5西2)を利用しての再開発の計画があります。

先ほど出てきた北海道新幹線のホームの南側(現在は駐車場、駐輪場として利用)と、札幌駅ロータリーに隣接する商業施設です。

 

札幌エスタ(1978年開業)

 

再開発区域配置図(JR北海道ホームページより

 

新幹線の開業に合わせて、駅前広場の整備やバスターミナルなどの整備が行われます。

それに呼応する形で駅前の広大な敷地の高度利用が促され、再開発ビルを建設する計画が具体化してきました。

 

 

北5西1街区については、これまでも再開発計画が持ち上がりましたが、いずれも頓挫。

今回の計画は北海道新幹線の札幌延伸に合わせた満を持しての計画ですので、かなりの規模になります。

 

再開発ビルイメージ(JR北海道ホームページより)

 

計画案ではざっくり2案あって、高さ255mの超高層ビルもしくは、150mと200mの超高層ビルのツインタワーとなっています。

いずれにしても現在北海道最高峰の超高層ビルはJRタワーの173mですので、再開発ビルは北海道一の超高層ビルになります。

阿倍野ハルカスのように突出して背の高いビルは、低いビルが多く建っているよりもインパクトがありますので、個人的には高さ255mを一棟の方が良いと思っています。

 

2021年3月14日追記

札幌市は上記2案のうち、高さ約255mを軸とした案に絞り込んだと明らかにしました。

 

 

 

北海道一高い超高層ビル計画その2

 

 

こちらも実現すれば北海道で最も背の高いビルになる可能性がある再開発ビルの計画です。

場所は同じく札幌駅南口の駅目の前。

 

 

現在は中規模のオフィスビルと駐車場及び空き地となっていて、大都会札幌の駅前にしてはスカスカな印象です。

2019年5月23日に札幌駅南口北4西3地区市街地再開発準備組合が設立されました。

ビルの概要はまだまとまっていないものの、2案あります。

 

2案イメージ(札幌市ホームページより)

 

A案が高さ240mの超高層ビル1棟、B案が高さ190mと160mの2棟です。

低層部はいずれも50m程度で、核テナントはヨドバシカメラが有力ですが、東急百貨店などが移転してくる可能性もあります。

 

北5西1・2地区再開発ビルA案と北4西3地区再開発ビルA案イメージ

 

北5西1・2地区再開発ビルB案と北4西3地区再開発ビルB案イメージ

 

北5西1地区及び北5西2地区の再開発ビルと北4西3地区再開発ビルのイメージA案B案を見比べてみましょう。

こうやって見るとボリュームは超高層ビルの数が多いB案の方がすごい気がします。

いずれにしても、札幌駅が名古屋駅に迫る超高層ビル街に変貌しそうですね!

 

今後も成長が期待できる札幌。

不動産投資の候補として非常に面白いと思います。

 

人気ブログランキングに参加しています。

建設・不動産業ランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました